ビー玉,セメダインスーパーX2,両面テープ
・ビー玉で,逆さになって回るコマを作る。
・ビー玉4個を,四面体状に組み立てて固定する。
・回すと逆さになって立ち上がり,回り続ける。
逆さゴマは,球の上部をカットし,その部分に軸をつけたものです。回しているうちに,軸を下にして逆立ちをした状態になり,そのまま回り続けるコマです。 ビー玉4個を四面体状にくっつけたものを回すと,同じように逆立ちして回ると聞いても,信じられないかもしれません。逆さゴマは球状なので,接触するのが1点しかありません。ところがビー玉四面体は,底面の3点が接触しています。安定性が高いのに,あえて逆立ちをするとは考えにくいと思います。 ビー玉2個をガラス用ボンドでくっつけます。固着するまでに時間がかかるので,両面テープを貼った平板の上で作業します。2個組2セットをボンドでくっつけて完成です。 上のビー玉をつまんで勢いよく回してみましょう。驚くことに,ビー玉四面体はすぐに逆立ちをして1点で立ち上がり,安定して回り続けます。ただ,下になるビー玉は,つまんでいたビー玉ではありません。そう言う意味では,完全に逆さになったとはいえないかもしれません。でも,3個のビー玉が上になり,残りの1個が下で支えて回る様は,いかにも不可思議です。 逆立ちする理由は,角運動量保存則で説明できるようです。オートバイでライダーが車体を倒すだけで,そちらの方に旋回するような力が生まれます。逆立ちゴマも,軸の回りの回転の他に,わずかなズレによる重心回りの回転が生まれます。すると元の状態を保とうとする力が発生し,その影響で逆立ちする方向に回転して立ち上がることになります。 作って飾るだけでもかわいい置物になりますが,そんな不思議な動きをするという付加価値が加われば,さらに魅力が増すことでしょう。 関連実験(あわせて、こちらもどうぞ) ドングリの逆さゴマを回そう ビー玉逆さゴマで「コマバト」やろう
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